囲碁の世界は勝負の世界です。
勿論、それだけではありませんが、シビアな一面は結構な大きさであるのです。
(それもまた大きな魅力です。)
一局の中で、「失敗」のない碁はありません。
トップ棋士ですら「失敗」します。
トップ棋士でそうなのですから、そうでない人達は、推して知るべし!です。
「負ける」ことのない人もいません。
先の記事でも触れましたが、トップ棋士ですら10回のうち3回は負けるのです。
これってものすごい勝率で、
感覚としては、勝ちまくっているくらいなのかもしれません。
が、いずれにしても「負ける」ことは避けられないのです。
「失敗」した時、それを重ねてしまった時
「負ける」を繰り返してしまった時
壁にぶちあたった感覚にとらわれた時
「人生そのものだなぁ」
なんて思います。
悔しさや腹立ちまぎれに「囲碁で良い勉強したなぁ」なんて思うこともあります。
私は番組での姿しか知りませんが、
いつも笑顔で、とても優しい、素敵な方だと思います。
話す言葉の一つ一つも本当に魅力的です。
多芸多趣味で、囲碁だけでなく、そちらの方でも著作がある程です。
その姿から学べること、励まされることが、幾つもありますよ。