半目・・・
陣取りゲームの囲碁で
引き分けがないように考えられた工夫の一つです。
現在
日本ルールなら
先手の黒に対して、
後手の白に6目半のポイントが与えられます。
(6目は6点と考えてもよいでしょう。
よって、半目は0.5点となります。)
(囲碁が陣取りゲームである以上、先手の黒が有利です。
だから、白にポイントが与えられるのです。)
つまり・・・
この半目差
ということは
ポイントで最小値の0.5点差となるわけです。
ただ、漫画では
プロ棋士でもない二人が、半目差に気付いていますが
実は、最小値の差である半目差を
素人がはっきり読み切ることは
かなり無理な話です。
だから、二人の場合
「多分、半目くらい?」
「もしかしたら、半目くらい?」
「ひょっとしたら、半目くらい?」
みたいな感じなのだと思ってください。
いずれにしても
対局者同士の感覚としては、まさに綱渡り。
ハラハラドキドキ
「どうしよう!?」の連続
です。
それは、やはり、囲碁の醍醐味の一つだと思います。