「勝負の秘訣は、
無理をしないことです。
人間はだいたい、
無理をしたいんです。」
無理をして勝負を台無しにする・・・
まさに囲碁あるあるなのです。
攻めの姿勢
大事です。
囲碁が陣取りである以上
守ってばかりでは勝つことはできません。
ただ
19路盤では
盤面の各所で戦いが行われるのが常で
その各所が互いに影響し合っているというのが
囲碁の難しいところです。
強かったはずの一団が
いつの間にか弱くなっていたり
弱かったはずの一団が
他所の味方につながって
勝敗の要を担うくらいの重要性をもつようになったり
もう
頭は
フル回転です。
碁打ちなら
「盤面全体を見なさい」
という言葉を幾度となく聞くはずです。
盤面全体の様子を見ながら
攻守のバランスよく戦えれば
きっと強くなれるのでしょうね。
ちなみに、
冒頭の呉清源先生の言葉には続きがあります。
「勝負の秘訣は、
無理をしないことです。
人間はだいたい、
無理をしたいんです。
というのは、
欲望というものがあるから、
誰でもみな、
金持ちになりたいし、
大臣になりたいし、
権力の座につきたい。
そこなんですよ。
無理をして失敗するんです。
欲張って失敗する。」
厳しい勝負の世界で戦い続け
覚えておいて損はないと思いますが
どうでしょう。